CELL Kohei Nawa: Sculptures, Drawings and Multiples
発売元:ノマルエディション (株式会社ノマル)
編集・デザイン: 林聡 (株式会社ノマル)
発売日: 2002.04.20
販売価格:880円(税込)
ページ数:24ページ
2002年4月20日 – 6月1日の期間、ノマルエディション/プロジェクト・スペース(現:ギャラリーノマル)で開催された、名和晃平の同スペースでの初個展「名和晃平 CELL」。その展覧会オープンに合わせて制作・出版された展覧会ドキュメント。
前年の2001年、若手作家発掘・育成プロジェクト「Nomart Projects 2001」に美術評論家の清水穣氏より推薦され参加。その一年後に開催された同個展時にはまだ京都市立芸術大学大学院に在籍中だった名和。5m四方のホワイトキューブと倉庫を改装して作られた天井高のある広い空間、その2スペースを圧倒的なヴォリュームと高いクオリティーの作品で埋め尽くした展示内容に、各方面から驚きの声と共に高い注目が集まりました。
この展覧会で初めて名和の制作における核となる概念「PixCell」が誕生。象徴的な透明ビーズを扱った彫刻作品の初出品をはじめ、グルーガンによるウォール・ドローイングや発泡ポリウレタンを素材とした巨大な彫刻作品”Scum”など、現在の名和に直結する作品の多くがこの展覧会で発表されました。この展覧会ドキュメントでは、当時の展示の様子や出品作品だけでなく、作品の制作風景なども掲載し、作家の息遣いが聞こえる臨場感ある内容となっています。